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ソフトイーサ PacketiX VPN入門のQ&A

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Q

製品ライセンスは入れたのですが、接続ライセンスはどこへいけばもらえるのでしょうか?

第3章 P62 に「5」ライセンスを確認する

の中で製品ライセンスと接続ライセンスの事が書かれていますが
製品ライセンスは入れたのですが、接続ライセンスはどこへいけばもらえるのでしょうか?
それとも今のバージョン5211 では必要ないのでしょうか?

2006年10月06日受付
A

■製品ライセンスと接続ライセンスについて
 製品によっては、接続ライセンスが必要ないものもあります。

 「Home Edition」と「SOHO Edition」については、接続ライセンスは必要あり
ません。というのは、これらの製品では、同時クライアント接続数が固定であ
り、ブリッジ接続はできないためです。

 必要なのは、Standard EditionやEnterprise Editionのみとなります。

 詳細につきましては、PacketiX VPNのオンラインマニュアル

「1.3.11 接続ライセンスについて」
http://www.softether.com/jp/vpn2/manual/web/1-3.aspx#

をご覧ください。

 ですので、もし、Home EditionやSOHO Editionをお使いでしたら、接続ライセ
ンスについては、無視して進めてください(本書は、Standard Editionをベース
にしております)。

 そうではなく、Standard EditionやEnterprise Editionをお使いであれば、接
続ライセンスのインストールが必要です。
 製品ライセンスと接続ライセンスは、ワンセットになっております。
 本書p.54に書かれておりますとおり、体験版のユーザー登録いたしますと、

・製品ライセンス
・接続ライセンス

の両方がとれるはずです。

 製品ライセンス、接続ライセンスは、ともに、次の形式をしています。

XXXXX-XXXXX-CCCCCCCCCCC-XXXXX-XX

 「製品ライセンスは入れた」ということであれば、ライセンス一覧を確認
し、、上記「CCCCCCCCCCC」の数字が同じ接続ライセンスを入力すればよいかと
思います。

最終更新日:2006年10月06日 22時37分48秒
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Q

プリンタ出力で問題が出る

VPN接続はうまくいっているのですが
プリンター出力で問題が出ております
VPN接続時Client側のローカルプリンタ(CanonLBP-1420ネットワークプリンタ)に出力できません(エラー)
VPNを切り離すと正常に印刷できます。
おそらくプリント命令がVPNのほうのアドレスに流れている?
プリント命令がローカルネットワークに流れれば正常に印刷できると思います
お知恵を拝借、ご教授お願いできますでしょうか
パソコンはXPです
2006年10月06日受付
A

ご質問の件ですが、ネットワークプリンタということから、ご想像通り、

>> おそらくプリント命令がVPNのほうのアドレスに流れている?
>> プリント命令がローカルネットワークに流れれば正常に印刷できると思います

ということになるかと思われます。

いくつかの原因が考えられます。

・VPNを張ったときに、VPNを張った先で使われているネットワークアドレスが、ローカルのネットワークアドレスと同じである
・VPNを張ったときに、VPNを張った先で使われているドメイン(NTドメインやActiveDirectoryドメイン)がローカルのドメイン名と同じである
・VPNを張ったときに、VPNを張った先で、同じ名前の機器が存在する

など、「VPNを張ったときに、接続先のIPアドレスやドメイン等と重複が生じている可能性が高い」と思われます。

お手持ちのネットワークプリンタが、TCP/IPで接続されているのか、それともNetBEUI、もしくは、その他プリンタ独自のプロトコルで通信されているのかにもよりますが、何かしらの重複が見られているように思われます。

解決策としては、まず、何が原因となっているのかを調べるのが先決です。
もし、ネットワークプリンタが、TCP/IP接続であるのなら、tracertコマンドを使うことによって確認できます。

tracert プリンタのIPアドレス

tracertコマンドを、(1)VPNを接続していないとき、(2)VPNを接続しているとき、の2つのケースで調べます。
ローカルのネットワークプリンタということですから、(1)のケースでは、1ホップで接続できるかと思われます(ルーターがある環境では、この限りではありま
せん)。
たとえば、プリンタのIPアドレスが192.168.0.15だとすると、

C:\>tracert 192.168.0.15

Tracing route to 15.0.168.192.in-addr.arpa [192.168.0.15]
over a maximum of 30 hops:

  1    <1 ms    <1 ms    <1 ms  15.0.168.192.in-addr.arpa [192.168.0.15]

Trace complete.

といった結果になるはずです。
(2)のときも同じ結果になるなら問題ありませんが、もし別の結果になるのであれば、VPN接続によって、ルーティングが異常を起こしています。
ルーティングが異常を起こすケースは、「ローカルのネットワークアドレス」と「VPN先のネットワークアドレス」が重複をしている可能性が高いと思われます。
もし重複しているのであれば、本書の解説範囲からはずれますが、PacketiXの「NAT機能」を使って、アドレス変換をして解決することになろうかと思います。
NAT機能につきましては、

http://www.softether.com/jp/technical/vpn/manual/web/3-7.aspx

をご参照ください。

最終更新日:2006年10月06日 21時23分39秒
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