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「ゲーム専用機」や「旧型パソコン」のソフトがパソコンで走る!
エミュレータのしくみ
某吉 著
2005年 1月17日発売   A5判  192ページ 定価 \2,090(本体 \1,900)
   ISBN978-4-7775-1100-6 C3004 \1900E
 本書で扱う「エミュレータ」とは、パソコン上で、本来そのパソコンでは動かすことができない「ゲーム専用機」や「旧型パソコン」のソフトウェアを実行させる仕組みのことです。エミュレータの「使い方」やエミュレータ上で動作する「ゲーム」を紹介する本は多いですが、「エミュレータ」自体の仕組みや構造、その周辺技術を紹介している本はなかなか見掛けません。
 そこで本書では、エミュレータ内部の各機能を解説するとともに、エミュレータにまつわる四方山話をコラムとしてまとめました。「エミュレータ」とはどのようなものか。パソコン上で別のコンピュータが動作するのはなぜか ・・・を探っていきます。エミュレータで楽しみたいと思っているユーザーが、エミュレータをよりよく知るための“攻略本”として、また、エミュレータの動作を通じて「コンピュータ」の仕組みをより深く学びたい人のガイドブックとしてお勧めします。
■ 主な内容 ■
 CONTENTS

 

 まえがき

 

 0章 コンピュータの世界とエミュレータの世界

 「エミュレータ」とは何か/「エミュレータ」とはどういう意味なのか?/まずはコンピュータの世界を知る/地図の説明

 1章 「CPUコア」 〜エミュレータの中心部〜

 コンピュータには「CPU」が必ずある/プログラム実行の流れ/エミュレータのCPUコア/CPUコア・レジスタとは?/命令の動作/CPUの割り込み/CPUコアのエミュレーションと現実時間/CPUコアと命令の動作/CPUコア・エミュレーションの種類と工夫/命令の判断

 2章 メモリ

 メモリは記憶回路/メモリの種類/搭載されるメモリ/メモリのアクセスの方法/エミュレータとメモリ/メモリマップドI/O/メモリにおける暗号化/メモリ・ウェイト

 3章 グラフィック

 グラフィックスはマシン性能の指標になる/映像が出力されるまで/昔のグラフィックと今のグラフィックの違い/エミュレータ上の表現

 4章 サウンド

 どうやって音が発せられるのか?/コンピュータと音源/エミュレータではこうなっている!/出力タイミング/サンプリング・レートと速度の関係

 5章 エミュレータに搭載されるユーザーインターフェイスと特殊機能

 イメージ・ファイルの読み出し/スクリーンショット機能/メモリの書き換え(チート)/リアルタイム・セーブ(現状復帰機能)/ムービー機能/ネットワーク対応機能

 6章 I/Oポートの役割

 I/Oポートの役割/CPU内部とのやりとり/CPUと接続されるロジック

 7章 割り込み

 エミュレータと割り込み

 8章 エミュレータの最後

 エミュレータを取り巻くさまざまな問題/エミュレータの最後

 9章 エミュレータをはじめよう!

 エミュレータ再入門/ エミュレータの用途/エミュレータの“黒い”部分/エミュレータの精度とプラグイン/ゲーム専用機で動くプレステ・エミュレータ/「C-BIOS」という名の互換BIOS/エミュレータと実機の動作の違い/ファミコンの仕組みとカートリッジ/openMSXというエミュレータの試み/MAME-複数の機器を同時に実現する謎/エミュレータとPC-98X1と/ ROM読み取り機の製作について考える

 COLUMN

 なぜPICなのか?/バイト?ワード?/エミュレータの改造と開発環境/「0」と「1」のあいだ/エミュレータと処理速度落ちの不思議/チェックサム、CRC、ハッシュ、その他諸々/命令あれこれ/SRAMと電池と冒険の記録・・・/“重い”エミュレータ、“軽い”エミュレータ/きれいな画面写真の謎/エミュレータでエミュレートできないもの/セガよ、永遠に・・・

 用語集
 あとがき

 さくいん

 

※ 内容が一部異なる場合があります。発売日は、東京の発売日であり、地域によっては1〜2日程度遅れることがあります。あらかじめご了承ください。

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