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超カンタン!DVDビデオ編集のQ&A

Q&A一覧
Q

体験版で保存したプロジェクトファイルは、製品版で使えますか

付録CD-ROMにてお試し編集をしました。
15日間の期限となりましたが、その間に編集したものを呼び出したいのですが、当然ながら開くことが出来ません。
それを呼び出すには、有料のソフトを購入すれば可能なのでしょうか?

2008年04月09日受付
A
プロジェクトファイルには、素材ビデオのデータは入っておらず、「どのような編集作業を行ったか」という情報のみが保存されています。
体験版のソフトで保存したプロジェクトファイルは、製品版の「VideoStudio 9」を購入すれば開くことができます。

ただ、「超カンタン!DVDビデオ編集」の初版が出版されてから2年ほど経ちました。
この間に「VideoStudio」には後継の新製品が登場しました。
このため、「VideoStudio 9」のメーカーからの出荷はすでに終了しています。
おそらくパソコン取扱店などでも、もう「VideoStudio 9」は売ってないと思います。

新たに「VideoStudio」を購入するのであれば、本来なら最新版のソフト「VideoStudio 11」をお勧めしたいところです。ところが、残念なことに「VideoStudio 11」では「VideoStudio 9」で保存したプロジェクトファイルを開くことができません。旧バージョンとの互換性が保たれていないのです。

しかしながら、「VideoStudio 11」では扱えるビデオファイル形式が増えていたり、機能なども強化されています。もし可能であれば、体験版で作成したプロジェクトファイルをあきらめて、「VideoStudio 11」を購入し、ビデオ編集作業を再度やり直すことを
検討されてみてはいかがでしょうか。
せっかく行った作業内容が失われてしまうのはとても残念なのですが、長期的に考えた場合には、現時点での最新版ソフトを買われたほうが得策だと思います。

「VideoStudio 11」で開けないのは、「VideoStudio 9で作成し保存したプロジェクトファイル」です。
VideoStudio 9を使って、ビデオカメラからキャプチャしたビデオファイルは「VideoStudio 11」でも利用できます。

▼「VideoStudio 11」製品情報
http://www.ulead.co.jp/product/videostudio/runme.htm

最終更新日:2009年09月14日 18時02分37秒
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Q

MiniDVテープの映像よりも、作成したDVDディスクの画質が落ちる

MiniDVテープをビデオカメラを介した画面と編集後にDVD化した画面をDVDプレーヤーで比較すると前者の画面が鮮やかで焦点もシャープです。デジタル信号でもDVDへの書き込み過程で画質が落ちるようですが?
2009年09月14日受付
A
MiniDVテープの映像よりも、作成したDVDディスクの画質が落ちるとのことですが、これはデータ形式の仕様なので、しかたのないことです。

MiniDVテープに録画した映像は、およそ1/5のデータ量に圧縮して記録されています。音声データは非圧縮のリニアPCMで記録されます。
MiniDVのビデオデータは、1分あたり約200MBにもなります。MPEG2形式のビデオファイルと比べて、非常に多くのデータが記録されています。
圧縮率が上がると、どうしても画質は低下してしまいます。
MPEG2形式は、画質をなるべく落とさずにビデオデータを圧縮するために開発された形式です。DV形式からMPEG2への変換は、非可逆変換(完全には元に戻せない変換)であり、必ず元データの一部が欠落します。
ビデオデータの圧縮技術には欠落したデータを補完するような機能があり、データ量を減らしてもある程度の品質を保てるわけです。

DVDディスクの画質が悪いわけではなく、miniDVテープの映像品質が非常に優れている、と考えるべきでしょう。

VideoStudio 10で編集後のビデオ作品をできるだけ高品質にテレビで再生したい場合には、完成したビデオをminiDVに録画して、
DVカメラを使って再生するという方法があります。
これを行うには、「完了」→「ビデオファイルの作成」で「NTSC DV (4:3)」を選んでパソコンに保存します。
ここで作成したビデオは、VideoStudio 10のライブラリに登録されます。
DVカメラをパソコンに接続し、作成したビデオのサムネイル画像をクリックしてから、「DV録画」をクリックしてDVカメラの録画操作を行なってください。

最終更新日:2009年09月14日 18時00分48秒
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Q

「NTSC−DVD (4:3)」と「NTSC−MPEG2」の違い

MiniDVテープからキャプチャーした映像を画面の削除、エフェクト、オーバーレイ、BGM挿入など一連の編集操作を終えた後、ビデオファイルの作成とDVDディスク作成でプルダウン・メニューから最適条件を選択するところについて質問があります。
現在は一連の編集を終え、ビデオファイルの作成は最もビットレートの高いNTSC−DVD(4:3)で行なっています。
本文では、高画質に優れたNTSC−MPEG2を推奨されてます。両者の違いがどうも分かりません。出来上がったDVDは家庭のDVDプレーヤー&レコーダーで楽しんでおります。高画質でDVD化するにはどちらを採用すればよいのでしょうか。
2008年04月09日受付
A
できるだけ高画質なDVDを作成したい場合は、「完了」画面の「ビデオファイルを作成」で「NTSC−DVD (4:3)」を選択してください。
すでにこのように操作されているようで、間違っていません。しかし、1枚のDVDディスクに収録できるビデオの時間は短くなります。

「NTSC DVD (4:3)」で保存したビデオファイルは、最大8000Kbpsのビットレートで再生されます。
「NTSC MPEG2 (720x480,29.97fps)」で保存したファイルは、最大6000Kbpsで再生されます。
一般に、ビットレートの高いほうが高画質になります。
しかし、データ量は増えます。
「NTSC DVD (4:3)」で保存すると、データ量は1分あたり約60MBとなり、4.7GBのDVD-Rには、約1時間15分程度のビデオを記録できます。
「NTSC MPEG2 (720x480,29.97fps)」では、1分あたり約45MBとなり、4.7GBのDVD-Rには、約1時間40分のビデオを記録できます。
(映像の内容によってデータ量は変化します)

本書で「NTSC MPEG2 (720x480,29.97fps)」を推奨したのは、ビデオファイルのサイズと画質/音質のバランスが良いという理由からです。
比較的少ないデータ量で、そこそこ品質の良いビデオファイルを作成できます。

どちらの方式でビデオファイルを保存しても、映像データはどちらもMPEG2形式で保存されます。両者の差は、再生ビットレートの違いだけです。
一方、音声データは、両者では異なる形式で保存されます。
「NTSC MPEG2 (720x480,29.97fps)」では、音声データも圧縮されます。
「MPEG1-LayerII」(読み方:エムペグワン レイヤーツー)という音声圧縮形式が使われています。
「NTSC DVD (4:3)」で保存した音声データは、リニアPCM形式で記録されています。リニアPCM形式の音声データは、圧縮されずに記録されるため、ファイルサイズが大きくなります。そのかわり、素材ビデオの音声がほぼそのまま記録されますから、完全に素材の音質を損なうことなく、作成後のDVDにも保存されます。
最終更新日:2009年09月14日 17時58分56秒
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