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「核変換」はすでに100%再現可能になっている!
常温核融合2008
凝集核融合のメカニズム
高橋 亮人 著
2008年 5月26日発売   A5判  256ページ 定価 \2,530(本体 \2,300)
   ISBN978-4-7775-1361-1 C3042 \2300E
 常温核融合は、1989〜1990年には、“放射能がほぼ発生しない、クリーンな核エネルギー”として、科学界やマスコミを賑わせました。常温核融合がエネルギー源として実現すれば、今、世界が抱えているエネルギー問題は一気に解決に向かうことになるからです。
 ところが、再現性の悪さなどから、「似非(えせ)科学」と指弾され、研究者たちも次々と去っていきました。

 しかし、その後も、日本で約50人、世界でもアメリカ、ロシア、イタリア、中国などで300人が研究を続け、ついに、2004年3月には、イギリス登録の正規学会「凝集系核科学国際学会」(ISCMNS)が発足し、研究者コミュニティとして正式な学会をもつことになりました。
 そして、現在に至るまで、100パーセント再現性のある「核変換」実験などを含め、数多くの研究者からさまざまな発表が行なわれ、徐々にその実像が解明されようとしています。

 本書は、当分野の第一人者である著者が、「常温核融合」(凝集系核科学)研究の歴史と、著者らの最近の研究成果を解説します。
■ 主な内容 ■
CONTENTS

 

 第0章  本書を読むための基礎知識

0.1 周期表ほか
0.2 キーワードの説明

 第1章  序論

1.1 常温核融合から凝集系核科学へ
1.2 主な実験結果の概略
1.3 「He-4」を“灰”とする「重水素 核融合」の可能性

 第2章  凝集核融合理論の研究経緯

2.1 はじめに
2.2 多体核融合モデル
2.3 正四面体凝縮モデル(EQPET/TSC)
2.4 ランジュバン方程式による数値解

 第3章  「プラトン対称」Dクラスターの凝縮

3.1 はじめに
3.2 分子や格子系でのプラトン対称構造
3.3 プラトン対称下の電子の“ボソン化”
3.4 ランジュバン方程式の「4Dクラスターダイナミックス」への応用
3.5  Dクラスター核融合でのプラトン対称性

 第4章  「重水素クラスター」のダイナミックスと核融合率

4.1 はじめに
4.2 既知の「Dクラスター分子」のランジュバン方程式
4.3 「正四面体4Dクラスター」のランジュバン方程式と凝縮運動
4.4 「6/OSC」のランジュバン方程式

 第5章  「4D/TSC」のランジュバン方程式によるダイナミックス詳細

5.1 はじめに
5.2 TSCの非線形確率微分方程式
5.3 「重陽子」位置の量子論的フラツキ
5.4 <f(t)>の計算
5.5 ベルレ法による数値解
5.6 HMEQPET法
5.7 核融合率の計算
Appendix

 第6章  TSCによる核変換モデル

6.1 はじめに 6.2 TSCと金属原子核の相互作用
6.3 「Ni+4H/TSC」反応
6.4 「M+4D/TSC-min」の反応


[付録1] 「ICCF13」報告
[付録2] 常温核融合紀行


参考文献
索引

※ 内容が一部異なる場合があります。発売日は、東京の発売日であり、地域によっては1〜2日程度遅れることがあります。あらかじめご了承ください。

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