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「核変換」はすでに100%再現可能になっている!
常温核融合 2006
凝集系科学への展開
高橋 亮人 著
2006年 3月25日発売   A5判  184ページ 定価 \2,530(本体 \2,300)
   ISBN978-4-7775-1208-9 C3042 \2300E
 常温核融合は、“夢のクリーン核エネルギー”の発見として、1989〜1990年に科学界とマスコミを賑わせました。しかし、再現性の悪さなどから、1994年ごろには世の中から忘れられかけました。しかし、その後も、日本で約50人、世界でも300人が、アメリカ、ロシア、イタリア、中国などで研究を続け、ついに、2004年3月には、イギリス登録の正規学会「凝集系核科学国際学会」(ISCMNS)が発足し、研究者コミュニティーは正式の学会を持つことになりました。この間に、三菱重工の岩村らの「選択的 核変換」実験データの発表、過剰熱時の「ヘリウム」発生の明確な検出が、荒田、マックーブルなどによって報告されるなど、明確な実験データの集積が進みました。一方、理論モデルによる説明も、著者らの「正四面体凝縮によるクラスター核融合モデル」、ハーゲルシュタインやチュブ=チュブによる「コヒーレント核融合モデル」などの展開があり、既存の物理理論と矛盾しない新しい理論モデルの構築が見えてきました。また、起こっている物理現象のカテゴリーも、当初考えられた「低温」核融合とは異なる物理メカニズムであることが認識されるようになりました。
 本書では、当分野の第一人者が、「常温核融合」とその発展系である「凝集系核科学」の最新の研究状況を報告するとともに、著者らの理論を詳しく解説します。
■ 主な内容 ■
 CONTENTS

 

 まえがき

 

第1章  本書を読むための基礎知識
 1-1 キーワードの説明
 1-2 周期表ほか

 

第2章  凝集系核現象の研究状況

 2-2 最近の研究のまとめ

2.2.1  金属重水素系での過剰熱とHe-4発生 2.2.2  「金属重水素系」での「核変換」
2.2.3  金属軽水素系での過剰熱・核変換 2.2.4  再現性と条件
2.2.5  秩序ある核反応の理論(強い相互作用) 2.2.6  秩序ある「弱い相互作用」によるトリガー反応理論
2.2.7  その他の理論 2.2.8  基礎過程実験研究

 

第3章  応用への展望
 3-1 分布型クリーン核エネルギー源
 3-2 核変換・核分裂の消滅処理への応用性

 

第4章  ICCF12の概要
 4-1 「過剰熱」と「ヘリウム4(He-4)生成」
 4-2 「核変換」セッション
 4-3 核物理的実験のセッション
 4-4 材料条件セッション
 参考文献

 

付録:  ボソン化凝縮体の核融合率
 1 基礎理論
 2 具体例:EQPET/TSCモデル
 参考文献

 


 索引

 

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